2011年3月11日
3年半前に惜しまれつつ閉店した大阪・梅田の老舗ライブハウス「バナナホール」を経営していた男性が12日、ホールの営業を復活させる。今回はわずか2日間限定だが、年内をめどに常設のライブハウスを目指す。(長野佑介)
高木健至さん(61)は今、大阪市北区堂山町のビルの地下1階でホール再開の準備を進める。旧ホールとは目と鼻の先。旧ホールで客席とステージの間の柵代わりに使われていた木製のたる4個も運び込まれた。収容人数は立ち見で200人。以前の3分の1ほどだ。
旧ホールは1981年12月にオープンし、「BEGIN」や「コブクロ」も出演し、駆け出しミュージシャンから「いつかはバナナホールで」と言われるほどの名ホールになった。しかし、ビル所有会社が若者向けクラブへの改装を計画し、退去を求められたため、07年9月に閉店した。
高木さんはその後、経営する沖縄料理店で少人数でのライブを続けながら、復活の機会をうかがっていた。再開にあたって音響や照明を整えるためには数千万円の借金を背負う。知人には「なぜそこまで」と言われるが、目をかけたバンドにもっと大きな舞台で演奏させてやりたいという思いが勝った。
「大阪らしく飲み食いしながらわぁーって盛り上がる、そんな場所を残したい。じゃないと私の人生、幕引けないですよ」
12、13日の復活ライブのチケットは2千円。問い合わせは島バナナ(06・6361・2425)。
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沖縄・石垣島出身の3人組「BEGIN」のギター、島袋優さんの話 旧ホールに育ててもらったという気持ちがあったので、昨年のデビュー20周年記念ライブでは、名物のたるをお借りしてバナナホールを再現した。復活でまた帰れる場所ができる。これからも若手音楽家たちを盛り上げる場になってほしいと思います。
